2016年06月22日

浜松オート番外編  ~木村武之選手、すずめの子を助けるの巻~


浜松オートの選手ロッカーには、いたるところに”鳥の巣”があります。
浜松オート周辺に森や林など自然が多いこと、そして本場開催のない日は
ロッカーが静けさに満ちており、かつ、庇(ひさし)が多く、鳥が身を守りやすいこと
などが挙げられます。ところが”隠れ家にちょうど良い”と、同じ種類の鳥が思うようで、
今度は同種の鳥同士が”なわばり争い”を繰り広げているようです・・。

選手たちが競走車の整備に励んでいるところ、庇の裏から
ひらひら・ポテン、と、すずめの子が落ちてまいりました。
「あぁ、あんなところに巣が見えるぞ」と、選手たちは指を差して
枯葉や枝の敷き詰めてある巣の場所を確認しました。

  
すずめの子はまだ巣立つ前のようで、空への飛び方もおぼつかないようです。
自力で巣まで飛び帰る能力はなく、きっと親鳥でしょう、庇の上から
どうしよう、どうしようと鳴くばかり。
選手たちは最初、みかん箱の中にすずめの子を入れてかくまいましたが、
このままでは日没を迎えてしまい、夜にはお腹をすかせた猫がやってくるかもしれません・・。
こうしている間に、浜松の空から冷たい雨が降ってまいりました。


「どうしてもほっとけない・・親鳥もないてるから・・」と、木村武之選手は、山脇孝志選手へ
庇の裏まで届く長いハシゴを両手に持ってもらうようお願いしました。
青嶋裕治選手も一部始終を心配そうに見つめます。


雨に濡れるロッカー前の出入口。ハシゴが横に滑らないように、と、両手そして
片足の3点で固定した山脇選手。そのハシゴの上を木村選手は1段ずつ登っていきました。

手にはすずめの子を、そして、すずめの子が傷つかないよう、軍手をはめた手で包んであげて。

しばらくしたのち、木村選手はふぅと息をついてハシゴから降りてまいりました。

「無事に巣へ帰してあげられましたよ。すずめの両親も興奮しているでしょうから、
 少しそっとしておいてあげましょう。」

あぁよかった、と選手たちも一安心の様子でした・・♪



気が付けば選手たちも、整備の手を休めて今日は宿舎へと帰る時間です。
すずめの救出劇を見届けた今田真輔選手。「木村さん、いいトコありますね」と
最後は大成功のピースサインで宿舎へと向かっていきました。

選手たちに良いことがありますように♪


 おしまい

posted by ブンブンボーイ at 19:16| ダイアリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする