
7/16(木)の浜松オートは飯塚ナイター・3日目の場外発売と、いよいよ
明日より有観客レースを再開する本場開催・「第11回 浜松観光食堂杯
フードアタック」の前検日。天候はご覧の通り、いよいよ夏の到来という
青空&白い雲が流れていますが、気象情報によれば好天は本日1日だけで
夜からは再び雨が続くと報じられており、午後からの走行練習に
参加するか否かは選手それぞれの計画にゆだねられます。

選手管理地区への分厚い鉄扉をくぐってすぐのところへ新型コロナウィルスの
感染予防対策用テントが設置され、出場選手たちがロッカー&宿舎へ入る前に
検温、そして体調不良など異常がないかの問診が朝から行なわれていました。
こちらは選手を乗せたタクシーさえも進入することができません、必ず鉄扉の
前で選手を降ろしていただき、ひとりひとり徒歩での入室前チェックとなります。
私もさっそくこちらで検温を測定、36.2℃でOKを頂きました♪


本日選手ロッカー入りをして一番最初にお会いできましたのは
浜松新人女子の桝崎星名選手。先輩選手のマシンへ給油をしていくための
ガソリン携行缶の補充を行なっていました。
星名選手:「先日伊勢崎ナイターへ遠征に出かけてきましたが、自分が想像して
いたよりかは、開催時の生活が過ごしやすかったです。もっと日中開催と
ナイターとでは作業の内容が変わるかなと思っていたのですが。ただ、
開催最終日のレースが終わるまでは外に出られないので、開催中は
早朝から昼まで、管理地区の中だけという行動範囲が制限されたまま
自分で何をして過ごすかを考えなければいけませんけどね。
でも西川さん(西川頼臣選手)とか、一馬さん(鈴木一馬選手)など、
同じグループの先輩選手もあっせんされていたので、
浜松のロッカーと同じような感覚で過ごすことができましたよ。」

検車場・真向かいの自動扉が開いて、ロッカーの内から外から
交わる二つの流れ、交川陽子選手と中野 肇が鉢合わせ。お互いに
開催準備作業を進めているところへ出会う形となり、
「よろしくお願いします」と挨拶をかわしていたところをパチリ。
中野選手は「俺みたいな被写体でいいの?」と笑っていました♪
交川選手:「今度、オートレーサーのトークを収録する計画がありまして、
私も招かれたのですが、その際に「簡単なプレゼントをご用意頂けましたら」と
お願いされたので、今、何にしようかな…と考えているところです。
そこでもし良ろしければ、以前にブンブンさんの撮影して下さった
私たち浜松女子選手の私服写真をご用意できませんか?
そちらへサインを書いてプレゼントにしようかな、と。」
もちろんお安いご用です♪というわけで、さっそく交川選手へ
今節中にプレゼント用の写真をご用意いたします☆
あくまでまだ未定、ということで候補のひとつにお加えください♪

自身のロッカーへ向かう鈴木圭一郎選手。
圭一郎選手は先日の指定整備日から浜松ロッカーに到着し
早々と車両のメンテナンスを行なっていました。


タイヤを数本作っていたのは浜松新人・米里崇徳選手。
米里選手も先日伊勢崎ナイターへ遠征、父親の米里信秀選手(伊勢崎)と
ともにナイター開催での選手ロッカーを過ごしたそうです。
米里選手:「伊勢崎ナイターは大変勉強になりました。レースが始まる前の
走行練習時に覚えたエンジンの感触が、出場レースではまったく別物に
なることが多かったんです。浜松では朝練習に乗った感じと、出場レースでの
感触はほぼ同じくらいで、キャブを少しひねるくらいでアジャストできるのですが…
とはいえ、朝練習と12R出場では乗り味は顕著に変わると思いますが、
自分はまだお昼くらいまでの出場がせいせいですから(苦笑)
でも伊勢崎ナイターだと、試走の段階で(走行練習の時にはもっと
乗り味が良かったのに…?)と驚くことが多くて、やはり何度も出場して
その幅を見極めないと、とても勝負にならない、と。場数ですよね。
そんな各レース場の特長を日々、記帳して蓄積するしかないですね。」

鈴木宏和選手の指導を受けながらロッカー内を早足で移動する
浜松新人・深谷俊太選手。ロッカーの準備にお忙しい様子でした。

一方、浜松新人・佐藤大地選手は川口デーレースへ遠征。その結果、
エンジンを乗り換え前のものへ戻すことを決めたそうです。
大地選手:「6月上旬の浜松開催(第6回チャリロト杯)、そして川口遠征
(6/18〜21)とレオンハート号を乗り続けてきましたが、今の日々暑くなっていく
気候では、元の養成所を卒業した時から伴侶となった最初のエンジン、
シンヤM39号のほうが幾分か乗りやすいと感じたので、今節はこれでいこうと
思っています。養成所を卒業して晴れて選手となった新人は、それぞれ
養成所にて使っていたエンジンを買うことになります。エンジンの代金は
デビューからのレースで取り戻すしかないですね(笑)
エンジンは元に戻しますが、フェンダーやガソリンタンクの蛍光色は
このまま乗り続けます。大親方の伊藤典明さん(引退)だけでなく、
僕の師匠の浅野さん(浅野浩幸選手)も、デビュー時に蛍光色のカラーリングを
継承していたことを聞いて、”親子3代”でしばらく乗り続けようかなと。
師匠や親方をリスペクトして、ヘルメットまで蛍光色に新調しました。
大親方や師匠のファンの方々に喜んで貰えたらと思います☆」
師匠&親方思いの佐藤大地選手。競走車をはじめとするカラーリングを見て
昔を懐かしむのもオートレースの醍醐味と言えますね♪
今節の遠征選手専用ロッカー・B棟には競走車が2台しか
置かれていませんでした。
湯浅 浩選手(右手前)と岩田行雄選手(左奥)の
伊勢崎Wライダーのみが離れのロッカーを使用するようです。

走行練習の開始時刻になると、真っ先に鈴木圭一郎選手が
走路の感触を確かめに駆け出してまいりました。


写真左から、柴田健治選手、鈴木宏和選手。

赤堀 翼選手。

木村享平選手(伊勢崎)。

手前は中村晋典選手、奥は福田勝則選手(伊勢崎)。

大月 渉選手(伊勢崎)。

試走場にてエンジンを掛け、ロッカーに戻る鈴木章夫選手。

伊勢崎から唯一の紅一点、浜松のあっせん率が高い、萌ちゃんこと田崎 萌選手。
先日の指定整備日から浜松入りをして車両の整備に着手しています。
田崎選手:「先日の伊勢崎ナイターでは久々の有観客レースとなり、試走や
レースにて走路を走ると、スタンドにはお客様が応援してくれて、改めて
ファンの皆さんのありがたさを感じると同時に、身の引き締まる思いがしました。
やっぱり絶対に、無観客で行なうレースよりも、お客様がいらしてくれたほうが…
”ファンの熱い視線がある”、と感じたほうが一層、士気が上がると思います。
浜松も明日からいよいよ有観客レースに戻りますね。メインスタンドが
なくなってしまったことで、観戦場所が限られているとは思いますが、
どうか間隔を開けて、お互いの感染症予防を守って、レース観戦を
楽しんでもらいたいです。フェンスやスタンドにお客様がいらっしゃると、
一見選手は無反応に見えるかもしれませんが、本当に嬉しがってますよ(笑)」


写真左:加工室にてリアタイヤを削る吉原恭佑選手(伊勢崎)。
写真右:新井惠匠選手(伊勢崎)。ロッカーにはてるてる坊主が(笑)

新聞紙を敷いてエンジン内のクリアランスをする下平佳輝選手。

落合 巧選手。師匠・下平選手の向かいのロッカーにて
落合選手もエンジンパーツを掃除していました。


左から、腰回りを調べる尾藤憲吾選手、梱包を開ける淺田真吾選手。


写真左:元・船橋所属の先輩選手のロッカーを用意していく平塚雅樹選手。
写真右:試走場から自身のロッカーへと向かう山浦博幸選手。

試走場にてエンジンを鳴らす中村友和選手。友和選手も先日の指定整備日から
熱心に開催準備を進めていた選手の一人です。気合を感じました。
先日の伊勢崎ナイターにて見事優勝を成し遂げました木村武之選手。
さっそくお話を、と思いロッカーへ向かいましたが、中村晋典選手をはじめ
松山茂靖選手、花田一輝選手、吉原恭佑選手(伊勢崎)とともに新人・
米里崇徳選手のマシン整備を見守りながら指導と談義をしているところでした。
このような場合私は、皆さんが力を合わせているところへ腰を折っては
いけない、と、心の中でがんばってくださいと唱えることにしています。

伊藤信夫選手は弟分の山脇孝志選手と一緒に走行練習の終わった走路内へ
身体をほぐすウォーキングを行なっていました。
大時計の奥には以前ならばメインスタンドが高くそびえ立っていましたが、
現在は跡形もなくなってしまいました。少し寂しい感じがしますが、この先には
新しいメインスタンドが、そしてその前に、明日からはお客様の声援が待っています。
伊藤信夫選手の「1000勝記念タオル」を両手に掲げて応援してくださるお客様も
いらっしゃるかもしれませんね☆
場内では引き続き飯塚ナイター・3日目の場外発売を実施中です。
浜松オートは明日7/17(金)から久々の有観客3日間開催、
「第11回 浜松観光食堂杯フードアタック」が開幕。
全レースを「7車立て」にて実施、初日は全12Rが「予選」となりますが、
明日は第12Rに”オートレース一宮”の7/1オープンを祝しました
名称が記載されるそうです♪
ここで数点お知らせです。
本場開催でも申し訳ありませんがJR浜松駅&浜松周辺からの
無料シャトルバス&ジャンボタクシーは感染症対策の一環として運行しません。
そして同じく感染症対策の一環として、お客様同士の密を回避するために
場内やイベントステージ等のファンイベントならびにファンサービス
(優勝選手の公開表彰式、記念撮影、サイン記入、握手など)は
当面の間、自粛といたします。
ご迷惑をおかけし申し訳ありませんが、どうぞご了承下さい。
ソーシャルディスタンスをお保ち頂きつつ、
選手への応援をよろしくお願いします!