
本日の浜松オートは山陽場外発売の3日目・最終日と
浜松本場開催・「第16回レッドリボンカップ」の前検日を実施。
本日は早朝から小さな出来事が頻発、なにやら”きぜわしない”
(遠州弁で落ち着かない、騒がしいの意味)1日となりました。
まずは朝1番で入った情報にて、本日山陽の走路状況が「オイル」と発表。
昨日の夕方走行練習にて落車トラブルが発生し、車体から
オイルがポトポトと漏れてしまったとのことです。

果たして開催は可能なのか、と心配になりましたが、山陽オートのCS放送が
映し出されると、ゴール線から外周付近にかけて、まるで”飛行機雲”のような
白い跡が。これは煙ではなく、中和剤をまいて洗浄した跡なのだそうです。
レースで使われる走行コース、いわゆる黒潮から離れていることもあり、
山陽3日目は無事に開催。とりあえず無事でほっとしました。

一方、選手管理地区・検車場では購入用の新品タイヤを大量に乗せた
大型トラックが到着、「手の空いている選手は荷下ろしを手伝ってください」と
ロッカー内にアナウンスが入り、さっそく力仕事を行なっていました。

本日前検日の選手ロッカーは、先日の指定整備日ほどの賑やかさはなく、
比較的落ち着いた様子でした。やはり先日は実施されました「事故防止訓練」の
参加のために大勢の浜松所属選手がやってきたようです。
写真中央に映っているのは藤波直也選手です。


先日の指定整備日からロッカー入りを果たしている浅野浩幸選手&佐藤大地選手の
師弟コンビですが、それもそのはず、大地選手のマシンのカラーリングが
これまでとはすっかり変わっていたのです。
大地選手:「実は先日、川口遠征にて他落を受けてしまい、テンメイ号のフェンダーや
ガソリンタンクがベコっとヘコんでしまって・・・お星様となりました(苦笑)」
もう使えないほどにまで変形してしまった、かつての伊藤典明選手(引退)の愛車・
テンメイ号のパーツは敢えなく廃棄となってしまい、師匠の浅野浩幸選手は
自ら長らく使用していた「ガデス」号のパーツを譲ったそうです。
明日から大地選手は装い新たに、黄色と赤のカラーリングでレースに臨みます。

こちらも先日の朝からロッカー入りをしていました、仲口武志選手と
交川陽子選手。仲口選手も先日の飯塚ナイター遠征時、スタートと同時に
車体が傾き落車、最終日は異常発走による欠車となってしまいました。
今節は昨日と今日をかけて車体の修理を行なっており、
交川選手がつきっきりで修理の手伝いをしていました。


写真左から、タイヤを用意する中野 肇選手、橋本優一選手。

上回りのパーツを並べる辰巳裕樹選手。


写真左:工具箱を開ける内越忠徳選手(伊勢崎)。
写真右:ロッカー前のセッティングをする片岡信之選手。望遠ですが気付かれました(笑)

鈴木圭一郎選手も先日そして本日と朝8時過ぎにはロッカー入りを果たして
作業を行なっていますが、言葉数はほとんどありません。
お隣のロッカーである、妹分の新人女子・桝崎星名選手が先日の
「ガールズ王座山陽予選」にて他落を受けてしまい公傷のため今節欠場、
もうひとつ隣のロッカーである平塚雅樹選手も今節非あっせんのため、
圭一郎選手の周囲は静かな状態となっています。

一方、選手宿舎前では健診カーが常駐し、本日1日をかけて
身体測定やレントゲンなど浜松所属選手の健診が行なわれます。
ロッカー内にて「○○選手、○○選手、・・・は宿舎前にお集まりください」と
時折呼びだしのアナウンスが報じられていました。

そこへ今節の注目選手、青山周平選手(伊勢崎)が浜松ロッカーに到着。
青山選手は先日川口の「オートレース発祥70周年 記念レース」にて
初日の「オートレースNo.1決定戦」にて1着勝利、2日目の「準決勝戦」も1着優出、
そして最終日の「優勝戦」も土付かずの堂々1着3連勝で”完全優勝”を達成と
破竹の勢いを続けています。

西川頼臣選手会浜松支部長は藤波直也選手とともに打ち合わせをしていました。
おそらく選手会浜松支部による「ふるさと納税」・寄付の話かと思われます。
GT開催も来週に控えており、年末も近いとあって何かとお忙しそうです。


写真左:工具箱を開ける関 仁孝選手(伊勢崎)。
写真右:澁澤憲司選手(伊勢崎)のマシン。
今節は浜松vs伊勢崎の対抗戦を予定していましたが、公傷や家事都合など
休場選手が多くなってしまったために川口から石井大輔選手の追加参戦が決定。
浜松・伊勢崎・川口による三つ巴の争いとなります。
※追加選手が十分取れなかったために明日初日は「車立て減」として
第1Rが「7車立て」になるそうです。

すると今度はオートレースを総括している財団法人・JKAから
連絡が入り、「資料として浜松オートの正門やスタンドなど
写真数点を撮影し送ってほしい」とのこと。
ところが11月にもなると季節柄、午後を過ぎると途端に日が傾いてしまい
場内や走路の撮影は逆光の状態になってしまいます・・・。今節をかけて
午前中のうちに撮影を行ないますので、今しがたお待ちください。

ロッカーの掃除をする長谷晴久選手。奥の通路では
選手取材をするオートレース担当記者の姿が見えます。


浜松新人・米里崇徳選手が足早に向かった先は「クランク組み立て室」
こちらで木村武之選手が内山高秀選手(伊勢崎)や伊藤信夫選手に
手伝って貰いながら、スタッフ監視のもとクランクの整備を行なっていました。

木村選手のマシンを見るとエンジン部がごっそり抜け落ちていました。
綺麗に並べられた工具がまるで緊急オペのようです。


写真左:伊藤正司選手(伊勢崎)のマシン。浜松のあっせん率が比較的高いです。
写真右:浜松新人・深谷俊太選手のマシン。鈴木宏和選手の使用パーツを踏襲。

筒井健太選手と会話をする山脇孝志選手。


一方、走路では走行練習が盛んに行なわれていましたが、仲口武志選手のマシンが
エンストを起こしてしまったりとハプニングも発生。さらには・・・

本日の走行練習が終盤に差しかかった頃のこと。木部匡作選手(伊勢崎)が
練習中第3コーナー付近にて落車を喫してしまい、身体が痛むことから
身体不良として明日の欠車が決定。(現在病院にて診察を受けています)
補充選手が取れないことから明日の開催初日は「車立て減」となり
第1、2Rが「7車立て」となります。ご了承ください。
浜松ロッカーがバタバタしている状態のなか、山陽オートでは
第12R「優勝戦」のファンファーレが。新井惠匠選手(伊勢崎)や
近藤裕保選手(伊勢崎)、和田健吾選手が整備の手を止めて
CSモニターの前に集まりました。
こちらの通路では鈴木圭一郎選手、関口隆広選手、金子大輔選手が
壁に取り付けてあるCSモニターを眺めていました。
ロッカーのいたる所から、時折「おぉっ」というどよめきが聞こえます。

レースは7枠20線から周回をかけて上位へと競り上がっていきました
山陽ライダー・松尾啓史選手が1着チェッカー!
栄えある地元優勝を成し遂げました!
松尾選手:「次にすぐ飯塚開催があるので、これからも1走1走頑張って
走りますので、応援をよろしくお願いします。」
松尾啓史選手、優勝おめでとうございました☆
前検日練習、山陽場外発売と終了し、日没を迎える頃に
入場門・ファイティングゲート前へレッドリボンのステッカーを貼った高級車が到着。
明日から試走先導&場内展示用に使用するジャガーなど高級車がお目見えとなり、
レッドリボンカップの協賛であるNPO法人・「魅惑的倶楽部」会長の鈴木恵子さんが
選手会やスタッフへ挨拶まわりを行なっていました。そこへ佐藤貴也選手や
鈴木宏和選手がやってきて、「すげ〜、優勝の副賞に1台付かないかなぁ」と
興味津々で高級車を眺めていました。
明日からの試走先導にご期待下さい☆