
6日間をかけて伊勢崎オートにて競われましたオートレーサーの頂点を決める
ビッグサマーナイター、「オッズパーク杯 SG第26回オートレースグランプリ」は
本日シリーズ最終日。浜松オートでは終日ナイター場外発売を実施、
大勢のオートレースファンが見守るなか、最終12Rに
オートレース最長の10周回・0mOP・枠番選択の「優勝戦」が繰り広げられました。

投票人気は1枠・青山周平選手(伊勢崎)から2枠・早川清太郎選手(伊勢崎)の
地元伊勢崎ワンツーフィニッシュが望まれ、3着に3枠・永井大介選手(川口)か
4枠・伊藤信夫選手(浜松)という1-2-3、1-2-4に集中。
大時計が回って各車一斉にスタート、大方の予想通りにファーストコーナーを
1-2-3-4の順で制していき、10周5100mをかけた長旅が開始。

頂上決戦ともなれば誰もが寸分違わぬ完璧なコース取りを展開、
早川選手が何度も青山選手のインコースを貫こうとする前輪攻勢をみせるも
2022年度・前期の全国ナンバー1ライダー・青山選手がことごとく阻止して
先頭をキープ。後方では4枠・浜松の期待、伊藤信夫選手が
3枠・永井大介選手(川口)の背後へピタリと寄せていくも
永井選手との車間は以降に縮まらず終始均衡状態。

レース終盤のコーナリング、ワンチャンスとばかりに早川選手が青山選手の
インコースへ突撃を仕掛け先頭を奪うも、勢い余って膨れたところを
再び青山選手が差し替えしてTOPを奪還、そしてフィニッシュ。
入着は大本命の1-2-3-4、青山周平選手がオートレース史上初の
6日間SGシリーズ・全1着の”完全優勝”で決着となりました!
浜松からただひとり優出を決めました伊藤信夫選手は4着と
惜しくも掲示板には載りませんでしたが、浜松オートの前節
「第17回サンバフェスティバル」優勝から全盛期を思わせるスタートのキレを
蘇らせて今節SG6日間の長丁場を走り抜きました。
まさに浜松敢闘賞といえる見事な走りでした。

青山選手のウィニング・ラン。観客席からは自作でしょうか、青山周平選手の
勝利を讃える「のぼり」がエイ・エイ・オーと掲げられていました。
伊勢崎オートのうらやましいところは、お客様のオートレースを盛り上げたいという
協力・一体感が感じられるところです。ナイター設備が明るいために
少々分かりにくいかもしれませんが、スタンドから青山選手のウィニング・ランを
見守るお客様ひとりひとりが、携帯モバイルのライトを光らせて空を仰いでいます。
現地から見ると、まるで”天の川”のなかを青山選手が凱旋しているような
幻想的なシーンに見えます。
そのほか優勝戦のファンファーレや「第12R、「優勝戦」の発走です!」という
アナウンスが放送されると、スタンドから割れんばかりの拍手が沸き起こります。
競馬のGTレースのファンファーレとともに盛大な手拍子が観客席から
沸き起こるような、オートレース愛を感じさせる生観戦の来場者だけが
味わえる統一感です。いずれは大時計の針の動きとともに
「スリー! トゥー! ワン! GO!!」といった
オートレースならではのシャウトが生まれるかもしれませんね(笑)

何度も両手の拳を高々と夜空に掲げて喜びをアピールしました
青山周平選手。かつての船橋オート所属・デビュー時代の
本来の青山選手である、おちゃめな姿が垣間見えました♪
これからのオートレースは選手もお客さまも一緒になって素直に勝利の喜びを
分かち合える、みんなで盛り上げられるレース場でありたいですね♪
青山周平選手、「SG第26回オートレースグランプリ」・
6日間完全優勝おめでとうございました☆
明日からの浜松オートは山陽ナイターの場外発売を実施します。
どうぞ御楽しみに♪