浜松オートの場内にて川口と飯塚ナイターのリレー場外発売が行なわれている一方、
こちら選手管理地区ではあさってにひかえる本場3日間開催・「第10回HK交通タクシー
ブルーラインカップ」の指定整備日(前々検日)として選手の入室が可能となっています。
冷たい風が吹きすさぶ中、古傷の手術と入退院を経て今年初となる
選手管理地区入りを果たしましたちょうどその時。この場所で「おはようございます!
晴れてオートレース選手養成所を卒業し、新人37期生となりました!」と
森下 輝選手&北市 唯選手がスーツ&ネクタイ姿で来場。
ちょうど各所への挨拶まわりを終えたところらしく、いよいよロッカーにて
ジャージに着替えての作業を習っていくそうです。
検車場では先日伊勢崎オートにて繰り広げられました「GTシルクカップ争奪戦」の
出場選手の競走車を載せた梱包トラックが到着しており、今節の追加あっせんと
なりました木村武之選手や青島正樹選手のマシンも検車場内に運ばれていました。
他にも荒尾 聡選手(飯塚)や高橋 貢選手(伊勢崎)、鈴木圭一郎選手などの
競走車も今節のあっせん選手として搬入されており、豪華メンバーが揃っています。
今節の「第10回HK交通タクシー ブルーラインカップ」は次節2024年最初の
浜松オートグレードレース、「GT第65回スピード王決定戦」に出場する選手にとって
腕試し・前哨戦となりそうです。
新人選手のデビューが近いとなれば毎回恒例、同じグループの先輩選手が
数多く指定整備に参加をして一連の流れを教えていきます。
ロッカー内で一番最初にお会いできましたのは深谷俊太選手です。
深谷選手は吉田富重選手の一門として遠藤 誠選手、鈴木宏和選手、
柴田紘志選手とともに北市選手へレクチャーを施してまいります。
ロッカー真ん中の通路では昨年に夢の1000勝を成し遂げました
上村敏明選手が車両のメンテナンスを行なっていました。
上村選手は鈴木圭一郎選手が浜松本場開催にあっせんされている際、
浜松駅からレース場までの送り迎えを毎回行なっているそうで
「本日指定整備日も早朝から作業に参加したい」という圭一郎選手の
リクエストを受けて駅から管理地区まで自家用車で乗せてきたとのことです。
・・・と、上村選手のコメントを聞いているその背後にて
「おはようございます」とエンジンをクランク組み立て室へ運んでいく
鈴木圭一郎選手とお会いできました。
圭一郎選手は角貝拓海選手と一緒にクランク組み立て室へ入室、
ロッカーではエンジン下回り部がごっそり抜け落ちた競走車が残っていました。
クランク組み立て室を利用中の選手は退室まで話しかけることができません。
「ブンブンさん、身体大丈夫ですか?」と心配の声をかけてくださったのは
渡邉 篤選手。しばらく記事が止まっていましたよね、と心配してくださいました。
古傷の悪化で入院・手術をしていたため、これまでのようなスピード感ある
記事更新はできなくなりそうな旨を伝えました。
交川陽子選手のロッカーを準備する西 翔子選手。西選手は昨年末の川口大一番、
第11R「SSシリーズ優勝戦」に出場、さらに川口の新年開催では「準決勝戦」&
「選抜戦」に出場と好成績をあげており、今年も活躍が楽しみとなりそうです。
整備作業中でもCSモニターにレースが映ったらできる限り見学して
仲間を見守り、そして走りを勉強すること。それが選手の約束です。
森下選手も先輩選手とともに作業の手を止めて一心にモニターを見つめていました。
森下選手のマイロッカーは元・尾藤憲吾選手(引退)が
長らく愛用していた部屋に決定しました。
競走車名の「LE・セラ」は、大好きなK-POPアイドルの
”LE SSERAFIM(ル・セラフィム)”から拝借したそうです。
またひとつお姉さんになりました、金田悠伽選手。森下選手は鈴木健吾選手が
師匠ということで、同門である金田選手は森下選手の姉貴分となります。
金田選手:「男性の先輩がみんなしっかりしているので、私から教えてあげられる
ことはほとんどないですけど(笑)でも何かしら新人選手へできることをしてあげたり
作業を見てあげることで、逆に(あぁ、こういう作業の仕方もアリかも)なんて
勉強になる部分もあるので、お互いに良い所を出し合ってチーム全体で磨きが
かかればいいなと思いますね。」
金田選手は齋藤正悟選手や橋本陽介選手と一緒に
森下選手へ指定整備日におけるマシンのメンテナンス作業を教えていました。
北市選手は同じグループの先輩となります深谷俊太選手より、入門のプレゼントとして
「HAMAMATSU37 北市 唯」と書かれたTシャツが贈られました♪
こちらのTシャツは背中に「どさんこ(道産子)」と書かれており、北市選手が
北海道の出身であることから競走車名も「ドサンコ」と命名したそうです♪
皆さまの応援をよろしくお願いします!