凍える西風が走路を吹き付けている本日の浜松オートは明日より開幕します
「第10回 HK交通タクシー ブルーラインカップ」の前検日。出場選手が次々と来場し
持ち場のロッカーへと向かっています。
本日開催が行なわれている川口オートでは気温6℃と発表され、全国各地で
真冬の気候を迎えているようです。湿度も低く、かなり乾燥していますので
かぜ予防など体調管理には十分お気を付けください。
第2コーナー確定掲示板のふもとには次々節の「サンケイスポーツ杯
GT第65回スピード王決定戦」の告知横断幕が貼られています。
まだ朝8時台ですが、明日のデビュー戦をひかえる浜松所属新人37期生のお二人、
森下 輝選手と北市 唯選手が元気よく「おはようございます!」とロッカー入り。
今回北市選手の師匠となりました柴田紘志選手がさっそくお二人を出迎えて
今日の日課を伝えていましたが…柴田選手いわく、
「前検日のこんな早朝からロッカーにやってきたの、新人時代以来かも?」
と笑っていました。
新人選手が通常のロッカー入り時間よりもさらに早く来場しましたのは理由があります。
実は先日の指定整備日にて、テスト走行のさなかに突如、浜松走路へ
他県からやってきたであろう雪解けの冷たく強い時雨がサっと降り、足元を
すくわれてしまった北市選手がスリップ自落を喫してしまったのです。
容態は軽い打撲ですぐさま起き上がり、車両を起こして外線へ避難した北市選手。
「身体は大丈夫です!」とのことでしたが、時間的に指定整備の終了間近だった
ため、車両の修理は本日の朝一番で行なうことになりました。午後からの本格的な
走行練習に間に合うよう深谷俊太選手や鈴木宏和選手も修理を手伝っていました。
一方、森下選手も本日の走行練習を前に数本タイヤの表面を削って
ストックを作っていました。
そこへ「おはようございます」と同じ時間帯にロッカー入りを果たしましたのは
木村武之選手。通路の奥から「木村さん、先日の伊勢崎(GTシルクカップ)は
おつかれさまでした」と、渡邉 篤選手がやってきて挨拶していました。
別の通路では佐藤大地選手や平塚雅樹選手、角貝拓海選手も
ロッカー内の整理や整備作業を始めており、特に佐藤大地選手は
シリンダー・ピストン部までエンジンをばらしていました。
先輩選手のロッカールームをセッティングする落合 巧選手。
ロッカー内に「タイヤが到着しましたのでお手すきの選手は運び込みを
手伝ってください」というアナウンスが流れてまいりました。
前検日の恒例作業のひとつ、”購入用新品タイヤの運び込み”が行なわれます。
新品タイヤが大量に積まれた大型トラックが検車場の前に到着すると、
ここからはもっぱら新人&若手選手が集合して検車場内への搬入を行ないます。
この作業は新人選手にとってはほぼ必須となるため、金田悠伽選手が
両選手へ新品タイヤの搬入の仕方を教えていました。
新人の森下君が同門に入ってさらにグループの平均年齢が下がりそうですね、と
牧野竜人選手。齋藤正悟選手や石貝武之選手、鈴木健吾選手等が所属している
橋本陽介選手グループは、33期に金田悠伽選手、35期に兵頭寛和選手、
36期に牧野竜人選手、そして新人37期の森下 輝選手が所属となり、
1つ下の後輩が連続で3名、同じグループに所属することになりました。
「期別や歳が近ければ話しかけやすいですし、支え合って過ごせそうですね」と
牧野選手は新人・森下選手の入門を歓迎していました。
ロッカー裏の試走場にてエンジンをかけてみる渡邉 篤選手。
遠征選手専用ロッカー・B棟にて先輩選手のロッカーづくりをする
石川哲也選手(伊勢崎)。こちらの真向かいのロッカーを
荒尾 聡選手(飯塚)が使用するようです。
早津圭介選手は花田一輝選手と一緒に伊藤信夫選手のマシン整備を
手伝っていました。私の姿を見て信夫選手から「お身体大事になさってください」と
いたわりの声をかけてくださいました。ありがとうございます♪
屋外のタイヤ加工室にてタイヤの表面を削る吉林直都選手。
走行練習をする西 翔子選手。
走行練習をする中村友和選手。
前節の「第8回 花の舞新酒杯」から2連続で浜松にあっせんされました
横田翔紀選手(伊勢崎)。師匠・高橋 貢選手のマシン&ロッカーを準備していました。
山脇孝志選手。今節は同門の伊藤信夫選手グループが勢ぞろいとなります。
明日より久々に地元浜松出場復帰となります交川陽子選手。
さっそく取材陣からのインタビューを受けていました。
新人選手がデビューを果たすと、別のチームも負けてられないと良い刺激になり
チームの結束が高まります。こちらは下平佳輝選手チーム、栗原佳祐選手の整備に
師匠の淺田真吾選手、兄貴分の落合 巧選手が付き添っていました。
「俺が新人だった頃って何年前だっけなぁ・・・」と、鈴木宏和選手へ昔話をする
柴田紘志選手。わたくしブンブンボーイがオートレース業界へ入り、最初のお仕事が
当時選手候補生でした浜松28期選手への取材だったので、かれこれ20年くらい
前になります。選手人生が20年となればいよいよ師匠となって
オートレースを継承させる弟子を持つようになっていくのですね。
夕方練習の終了後、検車場の控室にて北市 唯選手、森下 輝選手の
浜松新人37期選手紹介&意気込みVTRを収録しました。
初の北海道出身・女子浜松オートレーサーが誕生ということで、早くも
北市選手を応援するファンの方々の手によって大きな”選手応援幕”が完成。
北海道の地形がデザインされた応援幕をバックに意気込みが語られました。
カンペも何もない状態での収録は緊張が最高潮!?
さらに緊張をあおるように(笑)北市選手は森下選手の撮影を
じーーーっと見つめていました…が、テイク1でみごとOK!
やはり度胸も一級品のようです♪
「1着を目指して頑張りますので、応援よろしくお願いします!」
浜松新人37期生、森下 輝選手&北市 唯選手のデビュー戦は
明日1/15(月)ファンファーレとなります。
ぜひ浜松オートにてご観戦ください!