本日10月26日(金)は「第42回 報知新聞社杯」の前検日。
浜松の朝はくもり時々雨。どんより・じめじめした雰囲気に包まれております。
走路は既に濡れており、本日一日で走路が乾くことはなさそうです。
朝9時、既にロッカーへ集合していた浜松ライダー。
今日はオートレースの新たな試みとして、競走車に
“「消音機」付きマフラー”を取り付けてのテスト走行が行われます。
採用されるかどうかはまだ先の話で、今回は「データ取り」といったところでしょうか。
消音機はマフラーへの外付けではなく、あらかじめマフラーそのものに内蔵されています。
とりつけを行う山脇孝志選手&和田健吾選手。
山脇選手:「僕は今節非斡旋でこのテストのためだけにレース場へ来ていますけど、
テスト走行も大事な仕事ですから。」
和田選手:「僕も今節休場です。テストだけじゃなく、レースもしたかったですね(笑)」
マフラーを取り付けて早速エンジン始動。消音機付きのマフラー音は
高音(金属音?)が除去され、大型アメリカンバイクのような、音が内にこもるような感じ。
2・3人エンジンをかけていても家の中にいれば始動に気付けないほどです。
浜松の空に飛んでいる航空機の音のほうが目立っていました。
マフラーの変更は音の大きさのみならず、排気の抜けや、
スタートタイミングにも微妙な変化をもたらします。
実践さながらの模擬レースも数回展開され、メインスタンドには消音機付きマフラーの
効果がいかがなものか、と、関係者が模擬レースを見守っていました。
ファイティングゲート前には予想新聞・大浜名の笠原さんも
興味津々でテストの一部始終を見つめていました。
(写真上・打ちつける雨をみつめる伊藤達司選手(船橋・11期))
消音マフラーのテストが終了したあと、雨はいっそう強くなり雷も鳴るほどに。
選手も「イヤな天気になっちゃったなぁ」と困惑のようす。
(写真左)柴田紘志選手&松堂忠利選手。
柴田選手のTシャツの背中には大きな「祭」の文字。
柴田選手:「「秋スピ」の時は走路に恵まれました。前節・山陽の「若獅子杯」では、マシンの乗りやすさこそあったけど山陽走路の相性が合わなくて。今節も“準決勝乗り”を目標に走ります!」
(写真右)野田光宏選手&澁澤憲司選手。
澁澤選手:「整備中の写真ですか?それでは野田さんとツーショットでお願いします(笑)」
野田選手:「オレなんかでいいの?ありがとう♪今日は消音マフラーをつけてのテストにも参加しました。競艇でも最近、消音対策がされているそうですね。」
左から會澤光晴選手、深沢 隆選手(船橋・15期)。
會澤選手:「パーツ交換は前のまま。セッティングいろいろやって、ちょっと上向いたかな?今節最初はキャブをいじって天候をみてからにします。
僕もニコンのカメラを持っていてね、親父からもらったフイルムの1眼なんだけど…でも自分は写真を撮るのがそんなに好きじゃないから、もっぱら女房が使っています。」
深沢選手:「勧誘ならおことわりだよ、…って、取材でしたか、これは失礼(笑)今節も普段どおりで。1戦1戦ベストを尽くします。う〜ん、雨がふらないほうがいいんだけどね。」
左から山田祐輔選手、名本邦俊選手。
山田選手:「整備中の写真に“カメラ目線”じゃおかしいかなぁ(笑)」
名本選手:「クランクの交換をしています。大仕事だね(笑)」
左から阿久津正夫選手(船橋・13期)、藤本 剛選手(山陽・13期)。
阿久津選手:「まずはチェーン交換から。近況はまあまあですよ。本格的な整備についてはまだ考え中です。」
藤本選手:「よくも悪くもないのですが…パターンが悪いですね。良くなったかと思うと、最終日だったり、天候が崩れたり。方向性がチグハグで…。決して乗りにくいわけじゃないんだけれど。」
左から山田 徹選手(川口・24期)、丹村飛竜選手(山陽・29期)
山田選手:「レースに出たのが結構前だったし、雨は全然ダメなので。。まぁ普通に。」
丹村選手:「ドドドが治らないんですよね…。いろいろ調べたいです。」
左から西村義正選手(山陽・17期)、佐々木敏夫選手(船橋・14期)。
西村選手:「前々回の川口でクランクを換えたら当たったんですけどね、次の飯塚ではさっぱりでした(笑)今節は乗ってから決めたいと思います。」
佐々木選手:「エンジンは並です。良くもなく、悪くもなく。」
今節追加あっせんが決定している、「GI第49回 秋のスピード王決定戦」の覇者・佐藤貴也選手にお話を伺いました。
貴也選手:「秋スピを終えてすぐに浜松の「ソーラーバイクレース」に2日間出場し、10/20〜24の「GII第18回 若獅子杯争奪戦」参戦のために山陽へ。そして昨日は山陽オート主催の『チャリティーゴルフ大会』に出席してきました。大変でしたよ、スコアが(笑)オートレースファンが喜んでもらえるようなファンイベントにはなるべく参加しようと思っています。
「秋のスピード王」、父親も優勝を喜んでくれましたし、師匠(中野 肇選手)もウィニングラン時にファイティングゲートに出迎えてくれて、ファンの皆さんも“タカヤコール”を贈ってくれて…嬉しかったですね。お酒がまったく飲めないのですが、この時だけはシャンパンファイトで勝利の美酒に酔いました。秋スピに優勝したことで、今節「第42回報知新聞社杯」では僕だけがひとり最重ハンですけど、僕は”無事故”をいつも念頭に置いているので、今節もケガなく、妨害もなしで走りぬきたいです。」