写真:開催2日目の目玉イベント、「オートレース8車模擬レース」。
まずは「バイクのふるさと浜松2022」&「浜松オートファン感謝祭」のために
全国より浜松オートレース場へ足を運んでくださったオートバイファン&
オートレースファンへ”出場選手紹介セレモニー”が執り行われました。
2日間をかけてお送りしてまいりました「バイクのふるさと浜松2022」&
「浜松オートファン感謝祭」。2日目の10/16(
日)は先日初日以上の来場者数となり
場内はおおいに盛り上がりを見せました。
「浜松オートファン感謝祭」が正門〜1Fインフォメーション前にて実施している一方、
わたくしブンブンボーイはレーシングスタッフと一緒に、西スタンド側・
名物うどんコーナー付近に設置されました「バイクのふるさと浜松2022」内の
浜松オートPRブースを担当。南門からはバイクでお越しのお客様、
西門からは自家用車でお越しのお客様が行き交う場所だけに、開門10:00から
終了の16:00まで途切れることなくお客様にブースへ立ち寄ってくださり、
私は昼食をとることも他所のブースを見学に行くこともしないまま
競走車の説明やオートレースの面白さ・奥深さを伝えてまいりました。
先日初日のメカニカル教室にて鈴木健吾選手がバラしましたオートレース用・
セアエンジンの内部パーツを展示。実際に持ってみたりできるのですが、
「バイクのふるさと浜松」側のブースだけに、自らボアアップなどを行えるくらいに
エンジンを触ってきましたコアなオートバイファンや元・オートバイの部品工場で
働いていたという専門の方が次々とやってきて、必要最小限しかない
究極のエンジン・セアのバイクパーツに目を丸くしていました。
「浜松オートファン感謝祭」側で手の空いたスタッフがこちらのブースへ
立ち寄ってくださることがあり、「なつかしの競走車展示」を担当しています
浜松オートPRチーム・遠州道楽会の伊藤寧歳さんも時間の限り
競走車の説明を手伝ってくださいました。ありがとうございます♪
お昼時に繰り広げられました「模擬レース」、1枠から順に、
兵頭寛和選手、角貝拓海選手、今田真輔選手、山脇孝志選手、
赤堀 翼選手、関口隆広選手、落合 巧選手、松山茂靖選手です。
先日に続き、とても10月中旬とは思えない夏のような気候となりました本日、
走路温度が上昇してタイヤの滑るヒートバンクと化し、重ハン勢は
攻めきることができず。模擬レースは軽ハン同士の一騎打ちとなり、
軍配は4枠・山脇孝志選手に上がり1着勝利をおさめました!
ですが今回はオートレースを見たことのない方々へ初めて身近に感じて頂く
きっかけ作りとして繰り広げました模擬レースです。
誰が1着になるのかという打ち合わせやシナリオは一切ありませんが、
ただ一つだけ事前の決めごとがありました。それは…
鈴木健吾選手:「今回はあくまで”模擬レース”だから、本当のレースと違って、
無事に走りぬいた8人みんなが勝利者だから。レースの前後はひとりひとりが
ウィニング・ランだと思って、フェンスの外から手を振ってくれるお客様へ
精一杯手を振り返してあげてください!」
実際のレースでは選手とお客様の間で意思疎通がないように、試走や
レースの前後は一切お客様のアクションには対応しないことになっていますが
お祭りの今日ばかりは特別です。「オートレースをよろしくお願いします!」と
浜松オートレース場へ足を運んでくださいましたお客様ひとりひとりへ
出場選手8名は手を振ってお礼に代えていました。
2日目ラストのイベントは「メカニカル教室」の後編です。
松山茂靖選手、西川頼臣選手、JINちゃん、角貝拓海選手、兵頭寛和選手、
山脇孝志選手そして…
前節「第56回中日スポーツ杯」優勝・木村武之選手にもお越しくださいました!
この時に奇跡発生。14:00から開始する予定でした「メカニカル教室」の時間が
他所のイベントとバッティングしてしまったことから、急きょ14:30に
変更となったのです。そのため30分間は選手とのフリータイム!ということで
スペシャル記念撮影をブース前にて実施、競走車にまたがっての撮影に
木村選手が並んでくださり、さらにこの場でプリントアウトしました写真へ
木村選手がサインを書いてくださるという大ラッキータイムとなりました☆
そして始まりました「メカニカル教室」。大勢の皆さまが見守るなかで
先日バラしましたセアエンジンを再び組み上げることになったのですが、
ここでアクシデント発生。下回りからシリンダー・ピストン部へと
組み上げていく途中で、エンジンの底部にカムチェーンという部品を
落としてしまったのです。しかも落とした穴が狭くて指は入りません。
このような事態はごくたまに実際の整備作業中でもあるらしく、その時は
チェーンが鉄製でできているので、細長い棒の先に磁石が付いている
専用道具を使って底に落ちたチェーンをくっつけて引っ張り出すのですが
今回用意していました工具箱はレーシングスタッフのもので、
このような事態を想定しておらず専用道具は入っていなかったのです。
西川選手:「困りましたね…今さらロッカーまで磁石を取りにいくのも
時間がかかりますし、チェーンを取り出せないと次の工程に進めないので
メカニカル教室はここまでで終了、ということになってしまいます。」
諦めの色が濃くなってきたその時。木村選手が
「では針金はどこかにありませんか?針金の先を”釣り針”状に曲げて
底のチェーンに引っ掛けて釣り上げてみます」
と提案。針金ならばのぼり旗や展示物の固定として至る所にあるので
1本を外して木村選手へ手渡すと、針金の先を「し」の字に曲げて
狭い穴へと落とし込んでまいりました。そして…
「釣れました!」と、みごとカムチェーンの救出に成功した木村選手☆
これにはギャラりーも「おぉ〜!」と拍手喝采です(笑)
木村選手のファインプレーで作業再開、こうしてエンジンは無事に
組み上げ完了となり、本日「バイクのふるさと浜松」側ブースで
一番の盛り上がりになったことは言うまでもありません♪
2日間におよぶ祭典、「バイクのふるさと浜松2022」と「浜松オートファン感謝祭」は
16:00をもちまして全てのイベントが終了、盛大のうちにフィナーレとなりました。
写真:この2日間はさらに、浜松オートのある町・和合町西和の
新屋地区の秋祭りが実施され、お囃子を乗せた御殿屋台が
中駐車場にて休憩に停まりました。朝から夜までボリューム満点の2日間でした♪
全国より浜松オートレース場までお越しくださいましたバイクファン&
オートレースファンの皆さま、2日間本当にありがとうございました♪
また浜松オートでお会いしましょう☆
おしまい